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理学療法士による身体活動研究チャンネル。医学に関する専門的な知識を動画を使い説明しています。解剖、運動、生理学はテキストで勉強するよりもビジュアルを通して学んだ方が記憶にのこるのではないかと思い、学生時代からこの活動を始めました。今後は臨床で感じた新たなニーズを等身大で表現していきたいと思います。※身体の活動には個人差があります。ご心配な方はお近くの医療施設にご相談下さい。

2015年3月6日金曜日

大腿骨の頸体角と前捻角 :理学療法士による身体活動研究

どうもみなさんこんにちは今日は大腿骨の頸体角と前捻角についてお話したいと思います。




大腿骨の頸体角とは大腿骨頚部と大腿骨骨幹部とのなす角度を言います。頸体角は正常で120°~130°あり、正常より大きい場合は外反股、小さい場合は内反股となります。

次に前捻角です。

大腿骨頭を上方からみると骨頭はやや前方を向いています。これを前捻角と言います。正常で10°~30°の前角度があり、新生児では前捻が強く、成長と共に減少します。

以上、大腿骨の頸体角と前捻角の説明でした。



2015年2月10日火曜日

脊椎 The spinal column:理学療法士による身体活動研究

どうもみなさんこんにちは、今日は脊椎についてお話したいと思います。脊椎とは一般的に言われる背骨をさします。

それでは見てみましょう。
脊椎は5つに分けることができます。
頭部から頚椎、胸椎、腰椎、仙椎、尾椎です。

頸椎は第1頸椎から第7頸椎(C1~C7)まであります。胸椎は第1胸椎から第12胸椎(T1~T12)まで、腰椎は第1腰椎から第5腰椎(L1~L5)まで、仙椎は第1仙椎から第5仙椎まであります。(S1~S5)、尾椎は個人差がありますが、3~5個の骨で構成されていると言われています。




正面から見ると脊椎はほぼ一直線ですが、横から見ると幾つかのカーブがあることが分かります。

頸椎は前弯、胸椎は後弯、腰椎は前弯、仙椎と尾椎は後弯で4つの生理的弯曲があることがわかります。


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2015年1月17日土曜日

手の骨 Bones of hand:理学療法士による身体活動研究

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どうもみなさんこんにちには今日は手の骨についてお話したいと思います。

手の骨は大きく、手根骨、中手骨、基節骨、中節骨、末節骨に分けることができます。それでは詳しくみてみましょう。



 まず、手根骨は8この骨から構成されます。手首から舟状骨、月状骨、三角骨、豆状骨、次に大菱形骨、小菱形骨、有頭骨、有鈎骨になります。


中手骨と基節骨は母指から小指まで5本あります。
中節骨は母指には存在しなく示指から小指までの4本になります。

末節骨は母指から小指までの5本になり、手は27この骨から構成されていることになります。

手根骨の憶え方としては下の段から舟、月、三、豆、大、小、頭、鈎と憶えると良いと思います。


それではまた。

2015年1月8日木曜日

おすすめ書籍【観察による歩行分析】:理学療法士による身体活動研究

どうもみなさんこんにちは、今日はこの「観察による歩行分析」を紹介したいと思います。 
医学書院から出ている歩行分析の本です。ドイツ人で理学療法士のキルステン ゲッツ・ノイマンさんという女性の方が書いています。 


理学療法士からすると、歩行分析や動作分析はという言葉は日常的に使いますが、一般の人には馴染みの少ない言葉なのかなと思います。
 
分析というと複雑な機械や機器を使って行うものと思いがちですが、私達理学療法士は目でみて観察して分析するということを常日頃、現場で実践しています。 

その中の歩行分析に関す本がこちらです。 

以前にご紹介した基礎運動学に記載されている歩行分析とは違いランチョ・ロス・アミーゴ方式による歩行分析が行われています。



歩行周期の相別けと働く筋肉や関節のモーメントなど詳しく分析されています。また逸脱運動という項目では、歩行時の膝関節過伸展(バックニー)や中殿筋歩行、トレンデンブルク歩行などの原因と影響なども詳しく記載されています。 

また、図、イラストがとても分かりやすいので、字が苦手という方にも良い一冊だと思います。

2014年12月31日水曜日

肩甲上腕リズム Scapulohumeral Rhythm:理学療法士による身体活動研究

どうもみなさんこんにちは、今日は肩甲上腕リズムについてお話したいと思います。 
肩甲上腕リズムとは肩関節を外転する際の、肩関節(肩甲上腕関節)と肩甲骨の上方回旋運動の角度変化の関係を言います。

 それでは詳しくみてみましょう。 


肩関節を90°外転すると肩甲胸郭関節が30°上方回旋し肩甲上腕関節が60°外転します。180°外転すると肩甲胸郭関節が60°が上方回旋し肩甲上腕関節が120°外転します。 この運動を肩甲上腕リズムといい2:1比率で行われます。

つまり肩関節の外転180°というのは肩甲上腕関節のみでは不可能であるため、肩甲骨と胸郭の機能的な関節が連動しているということです。

 肩関節が外転90°以上になると上腕骨は外旋し、上腕骨大結節が肩峰突起の下面をすり抜けます。 

当たり前のように行っている肩関節の外転運動ですが、複雑な関節運動が組み合わせれて起こっているのがわかります。

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2014年12月21日日曜日

梨状筋 Piriformis Muscle:理学療法士による身体活動研究


どうもみなさんこんにちは、今日は梨状筋についてお話したいと思います。

梨状筋は股関節を外旋する深層の筋肉で、外旋6筋の1つです。
それではみてみましょう。


梨状筋は仙骨の前面(一部腸骨)から大腿骨大転子に付着しています。
支配神経は仙骨神経叢です。




股関節の外旋、外転、伸展に働きます。





この他の外旋6筋としては内閉鎖筋、外閉鎖筋、大腿方形筋、上双子筋、下双子筋があり、これらが共に股関節の外旋筋群として働きます。

それではまた。

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2014年12月9日火曜日

関節運動の仕組み Structure of the joint exercise:理学療法士による身体活動研究

 どうもみなさんこんにちは今日は関節運動の仕組みについてお話したいと思います。

まず、関節運動で一番大事なことは、筋肉が収縮することによっておこるという点です。

例として膝関節の屈曲運動をみてみましょう。

まず膝を曲げようという意志が働き神経が興奮します。この興奮によっりハムストリングスが収縮します。ハムストリングが収縮することにより膝関節屈曲という関節運動が起こります。この逆に膝関節を伸ばすためには大腿四頭筋が収縮します。


肘関節では曲げるのには上腕二頭筋、伸ばすためには上腕三頭筋が中心となり働きます。

円滑な関節運動をおこなうためには主動作筋の筋力が維持されていることも大事ですが拮抗する筋肉の伸張性や関節自体のクリアランスが保たれていることがとても大事になってきます。





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